コミュニティで実現したいことは3つあります。
- (1)定例イベントを通じてのセルフヘルプスキル習得
- (2)共感的「聞く力」のスキルアップ
- (3)カウンセリングのイメージ改革
(1)定例イベントを通じてのセルフヘルプスキル習得
HFCでは、毎月のイベントを通じてセルフヘルプの習慣化を図ります。イベントのテーマは毎月違いますが、それらは決してバラバラではなく、それぞれのテーマを扱いながら、日々の出来事に対する柔軟な考え方を学びます。
テーマは、ストレスコーピングやマインドフルネス、アサーション、モチベーションの高め方、人見知り・不安の克服、レジリエンスなど多岐に渡ります。
また、読書コーナーとして『セルフケアの道具箱 ストレスと上手につきあう100のワーク』(伊藤絵美(著)/細川貂々(イラスト)/晶文社)を、少しずつ読んでいきます。(著者許諾済み)
(2)共感的「聞く力」のスキルアップ〜OARSで学ぶ傾聴教室
皆さんは、対人支援の現場で、また家族や友人など身近な人に対して「いい方向に変わってもらいたい」と思ってアドバイスをするけれど、上手くいかないという経験はありませんか?
一方的にアドバイスや説得をするのではなく、「まず相手を理解する=共感的に聞く」には継続的な練習が必要です。
HFCでは米国の心理学者カール・ロジャーズに由来する伝統的な傾聴はもちろん、対人支援のさまざまな分野で世界的に普及している実践的なコミュニケーションスキルである動機づけ面接(Motivational Interviewing/ MI)を学ぶことができます。
ちなみに、OARS(オールズ)とはMIの基本スキルを表す言葉で「開かれた質問(Open Question)」「是認(Affirmation)」「聴き返し(Reflection)」「サマライズ(Summarizing)」のことです。これらのスキルを船を漕ぐオール(櫂)のように用いながら、相手の変化したい気持ちや強みを引き出し、変化をサポートします。
(3)カウンセリングのイメージ改革〜カフェの気分で
「カウンセリング」というと、まだまだ敷居が高いイメージもありますが、私たちは「日常のケアの一環としてのカウンセリング」を提案します。
「誰かに話を聞いてもらいたい」「仕事で失敗した。気分を切り替えるヒントがほしい」「家族をサポートしたい。どう関わればいいのかアドバイスがほしい」「自分自身の価値観を掘り下げて知りたい。自己理解を深めたい」「キャリアプランについて、ちょっとした相談をしたい」などなど。
3人のカウンセラーが、それぞれの得意分野で、あなたの話を聞き、一緒に解決策を考えることができます。
※(2)(3)は希望者へのオプションです(有料)
・「OARSで学ぶ傾聴教室」(オンライン練習会):1回1時間 500円
・「カウンセラーズカフェ」(オンラインカウンセリング):30分3,000円、60分5,000円