ハートのフィットネスクラブ(HFC)11月の定例イベントは「ACTに触れてみよう~アクセプタンス&コミットメント・セラピー」でした。
私たちは普段、さまざまな言葉や思い込みを当然のものだと思い、ときにはそれに繰り返し悩まされます。「私はダメな人間だ」「あいつのせいで台無しになった」「もっとポジティブに生産的に生きなければ」…などなど。
そんな言葉や思い込みに対して、心の中から消し去ろうとしたり、改善したりしようとせずに、そのまま居場所を作ってあげて、「へえ~そうなんだ」と眺めつつ、自分は自分自身が大切にしている価値観に従って行動する。それがACTです。
ACTのイメージとして、本を参考にしながら「バスのたとえ」を紹介しました。
私たちは、次々と浮かんでくる様々な言葉に悩まされます。それは、まとわりついてくる妖怪のようなもの。でもそれを無理に消し去ろうとも変えようともせずに、とりあえず軽く受け入れてあげながら、自分の人生のバスは、自分自身の価値観に従い、目指す方向に進んでいく。
まずは、こんなイメージで捉えてみました。(参考:『ACT 不安・ストレスとうまくやるメンタルエクササイズ』(武藤崇著、主婦の友社))
(感想)
・受容とコミットメントを同時に行うことができる
・なんとなくACTの名前はきいたことがあったのですが、わかりやすい説明のおかげで、以前よりも理解できました。考え方をそのままにしつつも自分の価値にそった行動をしていきたいと思います。
・自分の感情や気持ちを客観的に見ながらそこにあるなという感じを味わいながらやってみたいと思います。
HFCでは、対人援助職・支援者に必要な「価値観への3つのアプローチ」を ①理解と受容 ②維持側をアップデート ③変化側を促進 として、3つの方向から整理しています。
今回取り扱ったACTは ①理解と受容 → ③変化側を促進 というアプローチになります。
次回、12月のイベント(12/16)では、問題の原因究明には立ち入らずに、問題が解決した姿を明確化する「解決志向ブリーフセラピー」について、参加者と一緒に考える予定です。
今月(12/16)は「解決志向ブリーフセラピー」を扱います。
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