「OARS傾聴教室」で動機づけ面接(MI)のクライエント役を体験した方から感想をもらいました。
まったく初めての方の感想をネットで見られる例は意外と少ないかもしれません。
この方は練習会の数日前にMIの存在を知って、ネット検索で練習会を見つけて参加したとのことです。
ZOOMで簡単な自己紹介のあと、CL役を体験してもらいました。10分ほどのセッションです。
(感想)
11/7の傾聴教室に参加させて頂きました。
初めてMIを体験したのですが普段いかに自分が浅い部分で思考していたのかが分かりました。そして自分にとって大切なことや問題に対する解決策が自然な流れで浮かんできたのには驚きました。以降、その問題の状況になった時にセッションの事を思い出すので行動変容に至っています。このマジックのような感覚はこれからも大切に覚えておきたいと思います。とっても心地よい経験でした。ありがとうございました。
私がセラピスト役をしたセッション自体は、ごく普通の落ち着いたものでした。
とはいえ、録音を聞き直すと、日常的な小さなテーマから始まって、数分の間に「なぜ変化したいのか」「どんなことを大切にしているのか」を協働して探索する展開になっていました。
専門的には「聞き返し」と「質問」比が1.1ほどで、もっと聞き返しを活用する方が望ましいところではありますが、それでも、全体として、MIならではの構造化された特徴がよくでていると感じました。
今回CL役をされた方も、今後、MIを学んで、ご自分の専門分野で活用されたいとのことです。
ちなみに、コーディングを通して、セッションの構造を客観的に振り返ることができるのもMIの特徴です。
OARS傾聴教室は毎月第1・第3火曜日に行っています。
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